【天王洲アイル】大林コレクション展で芸術の秋を楽しもう!大迫力な全貌をレビュー🍁

3.Self-History

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大林コレクション展「Self-History」は、4つの部屋に分かれて展示されている作品を鑑賞していきます。
そこには、大林さんがこれまでに収集した現代美術作品を中心に、コレクションの集大成とも言える約40作家の作品がズラリ。

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ここは、大林さんの想いがぎゅっと詰まった部屋になっており、
現代アートの歴史と大林さんのコレクションの歴史の辿っていく場所です。
それでは、一緒にその一部を見ていきましょう♪

SPACE A

この部屋には、展示会のイントロダクションとして大林さんのコレクションの歴史を象徴する作品が集められています。

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佐藤允 「大林剛郎の肖像(宇宙)」

まずはこちら!「Self-History」のフライヤーに使われているこの作品。
こちらは、大林さんご本人が作家さんにお願いして書いた肖像画です。 
大林さんは、作家さんとの距離感がとても近い方だそうで。
肖像画から、大林さんの人となりや温かさ…など伝わってくる作品です。
ぜひ美術を愛する大林さんの「人となり」に触れてみてくださいね♪

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ジャクソン・ポロック「Convergence”1000ピース ジグソーパズル Pmegrante Communications Inc.」

このジャクソン・ポロックのジクソーパズルは、大林さんとアートの出会いのきっかけになったものです。
小学校の頃、お父様がアメリカのお土産として買ってきたものだそうで、それを再現したものになっています。

minami
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実際に前に立つと、1000ピースの緻密さに思わず見入ってしました…!
ちなみに、当時買ってきたパズルは300~350ピースだったようで…
1000ピースを完成させるのがすごく大変だったという裏話を大林さんご本人の音声ガイドでお聞きしました(笑)ちなみに、音声ガイドはWHAT MUSEUMの公式アプリから聴くことができます。

大林展self history
大林コレクション展「Self-History」会場風景

SPACE B

ここには、ベルント&ヒラ・ベッヒャーを起点とするドイツの現代写真、1960年代以降に活躍したミニマリズムの作家たち、
そして、このふたつの美術的潮流と関係深い日本の作家たちの作品が展示されています。

大林展self history
大林コレクション展「Self-History」会場風景

ここは、大林さんの憧れの作家さんのコーナーになっているそうで。
大林さんは、作家がどういった環境で育ったのか、どういった経緯で作品を生み出したのかなど
作家の背景に興味を持って、現代アート購入しているそうです。

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この部屋には、思想の違いから騒動を起こした作家の作品も展示されているんです!
そういった裏話を聴くと、さらに作品を理解できる気がしますし、面白いですよね!

ちなみに大林さんは作品を買う際には、購入した作品の作家と繋がりがある作家の作品や、
師弟関係にあたる作家の作品を買ったりと…コレクションをより楽しむために、系譜的に調べているそうです!

鑑賞するみなさんも、ぜひ作家たちの繋がりに触れながらより深く作品を味わってみてくださいね!

SPACE C

このセクションには、主に人体表現を扱う作品が集められています。
太古から美術の主要な題材である「人体」。
現代美術のアーティストたちが、その歴史を踏まえながら新しい表現の可能性を追い求めてる様子に触れることができます。

大林展self history
ギルバート&ジョージ「Hooded」
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この部屋、なんだか他とは違ってぐっと重みを感じる雰囲気…!
息を吞むような大迫力の絵や、小さいながらも確かに力強さを感じる作品などが展示されており、
作り手の想いやエネルギーを自分の「人体」で受け止めることができる、そんなスペースでした!

ちなみに、今まで公に出ておらず、初めての展示される作品もあります!
ここには載せていませんが、行かれる際はお見逃しなく!✨

SPACE D

ここには一般的にコンセプチュアル(概念的)と評される傾向の作品が集められています。

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ライアン・ガンダー 「The danger in visualising your own end」
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こちらは、壊れたネオン管でつくられた作品。
別の場所で割り、散りばめられた破片の位置をこの会場で再現して並べたそうで…!!
緻密すぎる😂
よーく見ると、破片が飛ぶはずのない場所にあったりと不思議な箇所がたくさん。
鑑賞する際は、割る前や割った様子をイメージして楽しんでみてくださいね!

ローレンス・ウェィナー「A LOT MORE」

こちらは、言語そのものが素材になっており、「言語をアートにどう取り入れるか」ということが考えられている作品です。

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シアスター・ゲイツ「許されない真理として」

この作品は、アーティストが、南シカゴの黒人専用出版社の本や雑誌を購入し、
裁断して再製本したもので、
高さも並び順もきちんと意味があり、考えられているそうです。
その意味を知らずとも、意図を汲み取ろうとしたり、考えたりすることで自身の思考や感性が磨かれていきそうですよね。

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他にもこの部屋には、本物の毛皮や、かわいらしいネオン管、
そして0歳から100歳までの101人の写真で構成された大迫力の作品が!
この部屋には視覚的にも楽しい作品がたくさん展示されていましたよ♪

かわいいグッズ販売も!

wahtミュージアム物販

最後にはグッズ販売もありました♪
今回の展示に関連した書籍や、トートバッグ、ポーチなど雑貨がズラリ。

オンラインストアはこちらから

大林コレクション展で素敵なひと時を

超大ボリュームかつ大迫力の大林コレクション展。
やはり作り手のエネルギーを感じられる美術館で過ごす時間は格別…!
私たちも実際に鑑賞して現代アートに触れることができ、とても良いひと時を過ごせました♪✨
是非この秋冬はWHAT MUSEUMに足を運んでみてくださいね♡

大林コレクション展『安藤忠雄 描く』『都市と私のあいだ』『Self-History』

●住所:東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号〈WHAT MUSEUM〉

●展示期間:~2022年2月13日(日)

●入館料:一般1,200円、大学生・専門学校生700円、中高生500円、小学生以下無料

●開館時間:11:00~18:00(最終入場17:00)※オンラインチケット制

●休館日:月曜休館(祝日の場合、翌火曜日休館)、年末年始

●アクセス:
東京モノレール 天王洲アイル駅 徒歩5分

東京臨海高速鉄道りんかい線 天王洲アイル駅B出口 徒歩4分

JR品川駅 港南口 徒歩15分

●公式HP:https://what.warehouseofart.org/

●Instagram:https://www.instagram.com/what_terrada/

●Twitter:https://twitter.com/what_terrada

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この記事を書いた人

Trepo編集部

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