8月16日(月)~9月15日(水)まで開催されるイベント「脳内トラベル台湾」。
「脳内トラベル台湾」は、「コロナ禍で自由を奪われた日常から抜け出す」をコンセプトに、台湾へ旅立つことが出来なくても本を読んだり、雑貨に触れたりすることで、台湾を巡り、人々と交流をしたかのような気分を味わうことが出来るイベントなんです!👀
今回は、期間中に開催される「脳内トラベル台湾」の記者発表会にTrepo編集部が参加してきたので、イベントの情報をお届けしていきます!✨
目次
TAICCA(タイカ)とは、「台湾文化コンテンツの産業化・国際化を促進する独立行政法人」
台湾クリエイティブ‧コンテンツ‧エイジェンシー「通称 TAICCA(タイカ)」とは、台湾文化コンテンツの産業化、国際化を促進する独立行政法人。
TAICCA(タイカ)はこれまで、民間と共同しながら、台湾ドラマ、映画、音楽、アニメーション、キャラクター、出版など、様々な台湾文化コンテンツの海外発信事業に力を入れてきています。
2021年には、世界中の方々に台湾文化コンテンツを届け、ブームを作る飛躍の年にすることを目的に活動中。その皮切りとなるイベントを日本で行おうと考え、今回「脳内トラベル台湾」が開催されたんですよ☆
日本と台湾はゆかりのある関係。
実は、台湾と日本には長い交流の歴史があり、東日本大震災や、新型コロナウイルスの蔓延化でもお互いに助け合ってきた関係があるんだとか!😳
お互いの文化コンテンツとの親和性が高く、TAICCA(タイカ)にとって日本は台湾文化コンテンツPR活動において、もっとも適した場所だと考えられています。
今回開催される「脳内トラベル台湾」は、TAICCA(タイカ)として日本で初めて単独で主催する一般の方を対象としたイベントなんですよ♪😊
「脳内トラベル台湾」記者発表会にオードリー・タンさんが登壇!
8月16日(月)に行われた開催初日記者発表では、スペシャルゲストの台湾デジタル担当大臣/オードリー・タンさんや、TAICCA(タイカ)董事長(とうじちょう)/丁 曉菁さん(ディン シャオジン)などが登壇しました!👏
日本と台湾をオンラインで繋ぎながら記者発表会が開催されたので、その様子をお届けします◎🙆
TAICCA(タイカ)董事長(とうじちょう)/丁 曉菁さん(ディン シャオジン)
旅行というもの、さらにコンテンツというものは世界や世界の人々を知るためにも非常に有益なツール。
台湾の魅力は世界の方々にはまだあまり知られていませんが、今回のような台湾の様々なグルメや生活雑貨、トークイベント、漫画、文学を実際に日本で紹介する特設コーナーを設けることで、日本の方々に幅広く台湾独特の魅力と多元的な文化、ライフスタイルを体験いただけるような初めての試みを行っております。
今回は、台湾と日本の誠品書店とキュレーションを取る形で、台湾の文学作品を楽しんだり、台湾の雑貨などとも組み合わせることで台湾の魅力をより感じられるイベントになっています!♡
日本台湾交流協会台北事務所代表/泉裕泰さん(いずみ ひろやす)
2019年に過去最高700万人を更新した日台間の人的往来をもっと増やす事が私の使命だと伝えましたが、残念ながらまだ実現出来ていない状態です。
しかし、文化作品のおかげもあり、日本の方々がこの夏台湾に脳内旅行をすることが出来るようになりました。リアルな台湾を感じられる本、たくさんの魅力いっぱいのオンライン講座は台湾ロスの方々を癒し、日本にいながら台湾をもっと深く知ることが出来るものに違いありません。
泉さんは、さらに日本と台湾の関係性についても触れます。
脳内旅行も、擬似出国という新ジャンルの試みを行っていた台湾らしいユニークな作品です。この機会を通してコロナ禍でもたくさんの日台合流を出来ることを祈っております。
日本と台湾は空間にも距離にも負けない本当の友達。東京オリンピックでもお互いの健闘を讃えあい、応援し合います。
東京オリンピック期間中に、コロナで会えなくても日台は一つのチームだという思いを持って、日台友情動画を作り、日本でも大人気のオードリー・タン氏にも友情出演していただきました。動画を通して日台の友情を感じていただけたら嬉しく思います。
国家間を超えた友情によって開かれたのが今回のイベントだそうですね!素敵です!✨
台湾デジタル担当大臣/オードリー・タンさん
「フォルモサに咲く花」という小説が現在ドラマ化され、「フォルモサに咲く花」というタイトルではなく、「seqalu(スカロ)」という名前で公開されています。
このドラマについて私もTwitterでツイートしたところ、日本の皆様からにも「この作品いつからみられるんですか?」とコメントが寄せられました。
こういった本をご覧になりながら、能の力を使っての想像を高めた旅行をお楽しみください。
「seqalu(スカロ)」は、台湾から海外向けに台湾のコンテンツを発信するプラットホーム「Taiwan+」でご覧になれます。
今後、コロナが緩和された時にはこうした小説やドラマなどで描かれているシーンについて、実際にフェイストゥーフェイスで膝をつけませてお話が出来ればと思います。本日はありがとうございました。
質疑応答(オードリー・タンさん、TAICCA/院長李 明哲さん)
ー台湾コンテンツの独自性はどのようなところにあるのか?
先ほど私がTwitterで「seqalu(スカロ)」というドラマを紹介したお話をしましたが、台湾の角度から見ると、Twitterで16文字で詩のような状態で公開した「美しい島台湾」について、最後の方に“花の中に全てがある”と言う文言があります。それが「seqalu(スカロ)」の“フォルモサの花”をかけたものとなります。
その花の中という意味合いは、多様な文化やアイデンティティが台湾という中で融和して溶け込んでいるという世界の中でも独特の位置付けがあることを示しています。そうした中で、イノベーションや新しいコンテンツが生まれてくるといった背景がございます。
これは決して他の文化などを排除するとか圧迫するとかではなく、そういった融和の中であるというのが台湾の特徴だと思います。
ー影響された台湾人作品とは?
そういった作品は多く存在しますが、生まれてから言葉に興味を持ち、その中でも音楽にも触れていました。音楽の中でも、ルオ・ダーヨウ(羅大佑)という歌手が書いた作品『未来の主人公』、ライブなどに興味を持ちました。
元々歌は詩、歌詞という意味で興味を持っていましたが、それをだんだんと音楽として味わうようになってきた若い時を思い出しました。
ー今最もおすすめしている台湾コンテンツとは?
おすすめとしては、先ほど話題に出ている「seqalu(スカロ)」ですね。これは非常に良い題材だと思いまして、台湾の以前の歴史、多様な先住民族を絡めたものも登場します。そして、推薦する価値もありますし、あまり重すぎない感じで、皆様に楽しめるんじゃないかと思いまして推薦します。
期間中開催予定のトークイベント
トークイベントは今回だけでなく、今後も作家や声優の方をゲストとして招き、開催されるんですよ♪
よかったら、参加してみてくださいね☺
8月16日(月)に行われたオードリー・タンさんのトークイベントはYouTubeで公開中。
■日程:2021年8月28日(土)
■会場:本屋B&B
■住所:東京都世田谷区代田2-36-15 BOUNS TRACK 2F
■内容:ブックコーディネーターとして活躍する内沼さんに、エネルギッシュで多様性な豊かな台湾の出版文化について
■日程:2021年9月4日(土)
■会場:誠品生活日本橋
■住所:東京都中央区日本橋室町3-2-1 COREDO 室町テラス 2F
■内容:台湾を背景にした作品を創作したきっかけや、取材の中で見えた台湾について
■日程:2021年9月12日(日)
■会場:ダ・ヴィンチストア
■住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 とことざわサクラタウン 2F
■内容:台湾の魅力に取りつかれたきっかけや、魅力、コロナ収束後に訪れたいスポットなどについて