④社会問題へのスタンスがマッチの成否に影響
独身者の 4 分の3(75%)は、社会問題に関心があったり、何らかの取り組みをしているマッチ相手を求めているようです※1。💞
事実、今年は Tinder のメンバーの多くがウクライナを支持するために同国の国旗をプロフィールに加えており、ウクライナ国旗の絵文字「🇺🇦」が Tinder の絵文字トレンドトップ 10 にランク入りすることもありました。
さらに、プロフィールの「興味・関心」に「行動主義」や「選挙権」を追加している人も、2022 年にそれぞれ 84%、37%増加しました※2。
⑤若者の間で広がる「シチュエーションシップ」
これまでと同様、若者がデートに関心を持っていることに変わりありません。
でも、いま彼らが求めているのは「自分と同じ考えを持つ相手」との出会い。
今年 Tinder では、遊び目的や従来の恋愛関係とも違う「シチュエーションシップ」と呼ばれるカジュアルな関係性が広がりを見せました。
「シチュエーションシップ」とは、
- “友達以上恋人未満”の関係
- “付き合っていてもそれを公にしない”関係
などのことを指します。
すぐにフォーマルな恋人関係になるのではなく、まずはカジュアルな「シチュエーションシップ」を経て、その後の 2 人の関係をどう発展していくかを、ゆっくり時間をかけて考えていきたいと思っている人が多いことようです。
実際、Tinder では出会いの目的を「シチュエーションシップ」とプロフィールに記載するメンバーが 49%※2 増加し、アンケートの対象になった若者の 10 人に 1 人以上※1 が、より気楽に関係を発展させる方法として「シチュエーションシップ」を好むと回答しています。
⑥ノスタルジーを感じさせるコンテンツが大ヒット
若者は 90 年代やゼロ年代のトレンドからインスピレーションを得ています。
Tinder で最も急上昇した「興味・関心」 は 90 年代のアニメ、スニーカーなど、懐かしさを感じさせるものだったそう。
ケイト・ブッシュが 1985 年にリリースした「Running Up That Hill」は、人気ドラマで使用されたことをきっかけに、若者の間で再び人気に。
Tinder のプロフィールに表示された Spotify のアンセムトップ 10 にランク入りしたほどです※2。
ここ数年、困難な時期を過ごしたメンバーは、スマホ以前の世 界が感じさせる懐かしい雰囲気に魅せられているようです。