Z世代に人気のマッチングアプリ・Tinder。
利用者が多い一方で、オンライン上の出会いだからこそ心配を抱える方もいるのではないでしょうか?
ですが、Tinderにはメンバーが安全にアプリを使えるための機能がたくさんあるんです♡
2023年5月30日(火)には、Tinder 安全対策 統括責任者 ローリー・コゾル氏のラウンドテーブルが開催!
Tinderを安全に楽しむためのお話をTrepo編集部が聞いてきました。✨
Tinderは2012 年にアメリカで誕生し、これまでに5億3000万以上ダウンロードされている世界最大級のマッチングアプリです。
190の国と地域、45以上の言語で利用可能。
18歳から25歳がメンバーの過半数を占めています。
2022年には、米ビジネス誌のファスト・カンパニーが発表した
「世界で最も革新的な企業(The World’s Most Innovative Companies)」のひとつに選ばれました。
【Tinder】日本とTinderの意外な繋がりとは?
Tinder 安全対策 統括責任者のローリー・コゾル氏。
初めにサービスをする上で大切にしていることを聞かれると、
Trust & Safetyに関しては多様なインプットを尊重しています。
メンバーがどのような問題を抱えているのか、ということを大切にしているので、性別や年齢関係なく、またLGBTQIA+の方々も巻き込んで色々なインプットを集められるようにしているんです。
と、真剣な眼差しで話してくださいました。👏
また、
Tinderの重要なマーケットでありメンバーの基準も高い日本は、我々にとっても良いスタンダードです。
プライバシーを重要視するメンバーに応えることで、Tinderをより優れたアプリにすることができる、日本の皆さんが安全だと感じれば世界の皆さんも安全だと感じることができる、と考えました。
と、Tinderの安全機能を高める上で日本が重要な役割を果たしていることを教えてくださいました!
【Tinder】日本メンバーの声から生まれた〇〇機能
「日本のメンバーからのコメントを受けて追加した安全機能はありますか?」という質問には
ブロック機能です。こちらは日本のメンバー向けに作りました。
アメリカではFacebookのフレンドとTinderでも繋がることがあったのですが、日本ではこのことについて(Tinderで)「同僚と会いたくない」「同級生と会いたくない」という反対の声が上がりました。
今まで会ったことのない人たちと出会うためにTinderを使っているということがわかったのです。
この事実にはTrepo編集部もびっくり。😲
日本と海外では、Tinderを使う意識も異なるんです!
- 連絡先ブロック:
Tinderに表示させたくない相手の連絡先を事前に指定することで、アプリ内で顔見知りに遭遇することを回避できる機能です。
ブロックしたい連絡先が、既にTinderに登録されていて、自分が後からダウンロードしたとしても、マッチング候補として表示されることはありません。 - プロフィールブロック:
表示されたメンバーをブロックして、二度と表示されないようにすることができます。
これを活用することで、知人や元恋人などが表示されるのを簡単に防ぐことができます。
また、演劇の世界からキャリアが始まったローリー・コゾル氏。
ハリウッドの役者は映画・演劇で食べていけないのでアルバイトをします。
私はテレビCMのキャスティングアルバイトをしており、その中でフィードバックをたくさん提供していたら数日後に「働かないか」と声をかけられました。
仕事をすぐ失うというプレッシャーが大きいハリウッドで培った、リーダシップやストーリーテリングが安全機能を作る上で役に立ちました。
と、一見かけ離れた演劇業界とテクノロジー業界の意外な関係性を明かしてくださいました◎
Tinderの役割については、
Tinderはパーティー会場のようなものです。
私たちはお互いどのように話すべきか、誰に興味を持つべきかということは言いません。
パーティーで仲良くなった2人が別のところに抜け出しても追いかけませんよね。
ただ紹介の場を提供し、快適な環境の中で交流できるように手伝います。
と、わかりやすく説明してくださいました♪
【Tinder】楽しく会話を続けるためには?
次の話題は、アップデートした迷惑メッセージ防止機能について。
この機能が生まれた背景を聞かれると
DMにおいて、何が適切な会話かという定義や会話の意図は人によって異なります。
どこまでが許容範囲か、尊重できるのかということをTinder側は把握しなければなりません。
そのパターンを見出すことはかなり難しいのですが、Tinder側から「大丈夫ですか?」と聞くことはできたんです。
また、ローリー・コゾル氏は迷惑メッセージ防止機能に関して次のようにも話しました。
実際の出会いがなく、デートしたことがないような人もTinderメンバーには多いです。
人との正しい会話の仕方や同意を得ることなどを、しっかり捉えることは大事だと思います。
なので、このような迷惑メッセージ防止機能は教育の側面もありますし、アドバイスをすることで言動を変えられます。
相手に不快な思いをさせる前に通知を送ることが重要で、その警告メッセージが効果を発揮するような表示のされ方をそれぞれの国で考えています。
メンバーが不快に感じる可能性のあるメッセージが送られたことをTinderが検出すると、メッセージを受け取ったメンバーに迷惑行為があったかどうかを問いかけます。
「メッセージにい不愉快な思いをする内容がありましたか?」という質問に「はい」と答えた場合、メンバーは相手の行為を報告することもできます。
この機能の導入により、いやがらせの報告が46%増加しました。
また、相手が不快に感じる可能性のあるメッセージを送ろうとしている場合に、「本当に送信しますか?」と送信者側に問いかけ、未然に防ぐことも目指しています。
これによって迷惑メッセージの送信が10%減少しています。
メンバーが悪質な行為や不適切なコンテンツの送信をやめない場合、アカウントが削除される可能性があります。