【マッチングアプリ】Tinderを安全に使える機能は知ってる？Tinder 安全対策 統括責任者 ローリー・コゾル氏のラウンドテーブルにTrepo編集部が潜入したよ♪

Tinderを安全に使用してもらうには、防止・介入・警告が大切です。
また、セーフティーセンターは相手にとって不快な行動を起こす前に必要な知識をどのように学んでもらうか、必要な情報の提供などの教育機能を担っています。

コミュニティガイドラインも最近更新しましたが、メンバーの中にはTinderを通してフォロワーを増やしたいという出会い以外の目的で使用する人もおり、不満が上がっていました。

現在ではソーシャルハンドル（SNSのアカウント名など）をプロフィールに入れることを禁止し、Tinderを本来の目的で使用できるように環境を整えています。

詐欺集団は営利目的でやっており、普通の人々とは異なる行動をします。

例えばどこでTinderを使用しているのか、使い方、スワイプ・ライクの頻繁性などのシグナルを検知し、メンバーの目に入る前にプラットフォームから削除できることが理想ですがいつもできる訳ではありません。
犯罪に手を染めるコストを高くしてTinder側が一歩先を行かないといけないと思います。

しかし、他のSNSに移行して交流してしまうとTinder側は検知できません。
なので、移行する前にメンバーへ詐欺事例を共有し注意を促すことが大切です。
昨年には、Tinderを開くと「ロマンス詐欺」の警告が表示されるキャンペーンも実施しました。

世界的に共通しているのはリアルに人と交流したいということです。
制約がなくなった今では、会いたいという気持ちがより早くデートに繋がるということがトレンドだと思います。

報告機能は安全機能としてどのアプリにもあるべきものだと思っています。

不適切だがTinderが事前に検知できない行動もあるので報告してもらえるととても助かりますし、すぐに介入できます。

これまでは一方通行で「教えてくれたら私たちが対処します。」という対応で安心してもらえると思っていました。
今はその対応を改め、不愉快な出来事があった後のことまで共感しながら深刻に受け止めていくことを心がけています。

少し肩を叩いて「やり過ぎだよ。落ち着いて」と声をかけるだけで済むこともありますが、時には厳格にならなくてはいけないことも現実としてあります。

いくらコーチングをしても直らない場合は退会させ、異議申し立てはできません。
お客様を失う損失よりも安全性の方が大切です。

Tinderは両者が右スワイプすることによって初めて会話ができるが、このルーツこそが安全機能だなと思いました。
Tinderが成功した秘訣だとも思います。