
うちわで風を送って発電に挑戦する参加者
岡山県井原市教育委員会主催の「片山科学子ども教室」が10月26日、市内の芳井生涯学習センターで開かれ、児童や保護者ら約80人が参加。岡山理科大学・科学ボランティアセンターの学生たちが、さまざまな実験を披露し、子どもたちは科学の楽しさを体験しました。
この教室は、市内の自動車部品メーカー「片山工業株式会社」が、子どもたちに科学する心を育もうと設けた基金をベースに2003年から開催されており、科学ボランティアセンターの学生たちは2023年度から活動しています。
講師役の学生は、科学ボランティアセンター学生スタッフ会の片山陽貴会長(基礎理学科2年)をはじめ鈴木健太さん(生物化学科4年)、登澤一葉さん(生物科学科4年)、仁木颯哉さん(機械システム工学科3年)、多田知弘さん(基礎理学科2年)ら24人です。
オープニングは、ブロワーで風船を吹き上げたり、気球を飛ばしたりする「空気の力」のサイエンスショー。大きな空気砲から煙がリング状で飛び出すと、大きな歓声が上がっていました。
続いて、
●風力・水力・太陽光発電の仕組みを勉強する「キミも今日からでんき博士!」
●紙工作で潜望鏡を作る「手作り潜望鏡でのぞいてみよう!」
●円形の紙に糸を何度も掛けて模様を描く「作ってみよう!まきまきコースター」
●蛍光と発光の違いを学ぶ「ドキドキ実験!光のひみつ」
という4つブースを子どもたちは順番に回り、学生たちの指導を受けながら、工作や実験に挑戦しました。
「でんき博士」では、うちわで懸命に風を送ってファンを回し電球が灯ると、「ついた!」と大喜び。「潜望鏡」が出来上がると、「わぁ、見える!」と歓声を上げながら、保護者と一緒になって楽しんでいました。

オープニングでは傘袋ロケットを一斉に飛ばしました

サイエンスショー(空気の力)を解説する登澤さん

12個の風船をつないだリングをブロワーで吹き上げて回転させます

空気砲には大きな歓声が上がります

手回し発電機をつないで電気を流す実験

ライトで照らすと暗闇に絵が浮かび上がります

「潜望鏡」作りに挑戦する子どもたち

糸を何度も巻いてコースター作り

「光のひみつ」で実験材料の準備をする片山学生スタッフ会会長
岡山理科大学 : https://www.ous.ac.jp/








