ハンタウイルスの感染経路と予防策を解説したコラム、草ヶ谷医院が公開

医療法人社団博雅会草ヶ谷医院が、ハンタウイルスの感染経路と予防策について解説したコラムを公開しました。

概要

医療法人社団博雅会草ヶ谷医院は、ハンタウイルスの感染経路と予防策を解説したコラムを公開しました。日本国内での日常生活で過度に心配する必要はありませんが、海外渡航歴がある方やネズミの糞尿に触れる機会がある方は、感染経路と予防策を知っておくことが大切です。

イベント概要:ハンタウイルスの感染経路と予防策に関するコラム公開
公開日:2026年5月17日
詳細URL:https://kusagaya-clinic.com/archives/doctorcolumn/hantavirus20260517

ハンタウイルスとは?

ハンタウイルスは、主にネズミなどのげっ歯類が持つウイルスです。ネズミ自身は病気になりませんが、人に感染すると重い症状を引き起こすことがあります。地域によって原因となるウイルスの種類や病気のタイプが異なり、北米・南米では肺の症状が重い「ハンタウイルス肺症候群(HPS)」、アジア・ヨーロッパでは腎臓に影響が出る「腎症候性出血熱(HFRS)」が知られています。

感染経路と症状

主な感染経路は、感染したネズミの尿、糞、唾液などに含まれるウイルスを人が吸い込むことです。ネズミが住み着いている場所の掃除などで、乾燥した糞やほこりを吸い込むことで感染の危険性が高まります。ごくまれに、ネズミに直接噛まれたり触れたりして感染することもあります。多くのハンタウイルスは人から人へは通常感染しませんが、南米の一部のウイルスでは例外的に人から人への感染が報告されています。

潜伏期間は1週間から5週間程度で、最初は風邪のような症状でも急に悪化することがあります。重症化すると命に関わることもあります。

日本での注意点と受診のポイント

日本では、ハンタウイルス肺症候群の国内患者発生は報告されていません。日常生活で過度に心配する必要はありませんが、ネズミの糞尿を吸い込まないという基本的な予防は大切です。海外旅行、特に流行地域からの帰国後や、ネズミの糞尿がある場所の掃除後に発熱や息苦しさが出た場合は、ハンタウイルスの可能性も考慮し、医師にネズミとの接触歴や渡航歴を伝えることが重要です。

ハンタウイルスによる感染症には、現在有効な特効薬は確立されていません。酸素投与や呼吸サポートなどの支持療法が治療の中心となります。重症の場合は、早期治療が回復の鍵となります。

まとめ

ハンタウイルス感染症は、まれに重症化することがありますが、主な感染源はネズミであり、糞尿やほこりを吸い込まないことが最大の予防法です。発熱や息苦しさがあり、ネズミとの接触や海外渡航歴がある場合は、速やかに医療機関に相談してください。正しい知識を持って、日々の生活やアウトドアを安全に楽しみましょう。

関連リンク

https://kusagaya-clinic.com/

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